飼い方

犬を選ぶときに、注意しなければいけないポイントを1つだけ!特に人気犬種は要注意?

2頭の犬が走る
飼い主
飼い主
犬を飼うのに、選ぶ基準はあるの?

ゆべし
ゆべし
選ぶのに大切なポイントが一つだけありますよ!

そのポイントとは、「生まれつき体格がとても小さい子は避けた方が無難である」

ということです。

小さいことは可愛く思えますが、飼うにあたっては相当のリスクもあります。

獣医師歴14年のゆべしが、犬の選び方について詳しく解説していきます。

それでは、詳しく見ていきましょう!

といっても1つだけなんですけど・・・

日本では小型犬の人気が高い

抱っこされているチワワ

テレビで見る海外の映像などで映る犬は、中・大型犬が多い印象がありませんか?

実際にアメリカでの一番人気はレトリーバー系で、ヨーロッパではジャーマンシェパードが人気です。

この犬種はどちらも中・大型犬の部類に入ります。

それに比べると、日本で飼われている犬種は小型犬が多いですよね。

これにはいろいろな理由がつけられていますが、実際に日本の人気犬種ランキングを見てみると、そのほとんどがチワワやダックスフントなどの小型犬です。

2019年では、日本にいる犬の約70%が小型犬といわれています。

(ユニチャームが2015年に発行したデータでは63%)

特に近年、日本で不動の人気1位を獲得しているのがトイ・プードルです。

走るトイプードル

飼い主さんに甘える性格や抜け毛の少なさなど、初心者でも飼いやすい性質を持っていることもあるでしょう。

そして一時期、トイプードルよりさらに小さい超小型犬のティーカップ・トイプードルが登場し、爆発的な人気となりました。

同じくトイプードルよりも小さいタイニープードルとともに、今も人気の犬種となっています。

どうやって体を小さくしたのかを考える

考える女性

なぜ小さくなったのか。

それは単純に「売れるから」です。

上で説明したように、日本では 小さい犬 = かわいい = 飼いたい という法則が成り立ちます。

でも、ちょっと考えてみてください。

もし小型犬サイズのライオンがいたら、あなたはどう思うでしょうか?

なにそれ飼いたい!という意見もありそうですが(ゆべしもちょっと飼いたい)、きっとそのライオンは「なにか体に異常があるのかな?」と考えますよね。

それと同じことが犬にも言えます。

ライオンの例は極端ですが、たとえば平均体重が3~4kgのはずの犬が、成犬になっても体重1kgだとしたら、それはなにか体に問題がある可能性が高いといえます。

特にティーカッププードルやタイニープードルなどは、人気が高いゆえに産ませたい業者もたくさんいます。

そうなると、売れる子が生まれるのであれば

・遺伝的に病気を持っていても繁殖させる

・栄養不良にさせて小さくする

など、モラルにもとるやり方をとる業者もいるかもしれません。

つまり、ムリヤリ体を小さくしている可能性があります

この点については、たびたび悪徳ブリーダーが摘発されてニュースになったり、yahoo知恵袋などで検索すると似たような事例が出てくることからもご納得いただけると思います。

もちろん、きちんと健康なまま体を小さくした子たちもいるはずです。

ですが残念なことに、実際に診察した僕の印象では「健康」と呼べる子の方が少ないです。

ざっと例を挙げるだけでも

・膝のお皿が外れる

・頭の骨がくっついていない

・骨が曲がって成長している

・骨が薄く、もろい

など、生まれつき体ができていない病気の子が多いです。

ソファから飛び降りただけで骨折して、骨が細すぎて手術もできない、という獣医業界で有名な話もあります。

これが、「生まれつき体格がとても小さい子は避けた方が無難」とした理由です。

代表的な犬種としてティーカッププードルをあげましたが、これはなにもティーカップに限った話ではありません。

タイトルに書いたとおり、チワワやダックスなどの人気犬種(売れる犬種)であれば当てはまると思ってください。

リスクを承知したうえで飼ってほしい

ここまで書いておいてなんですが・・・

それでもやっぱりかわいい!飼いたい!と思うその気持ち。

とてもよく分かります。

なんやかんや言っても、自分の好みの子を飼うことって大事だと思います。

好きだからこそ愛情を注げるし、大切に飼うことができますからね。

ですので、この記事でお伝えしたいのは「超小型犬は飼わないで」ということではありません

超小型犬を飼うのであれば、リスクを知った上で飼ってほしいということです。

そして、飼う前にその子が健康かどうか、かならずご自分の目で確認してください

飼ったはいいけど病気ばっかりで・・・こんなはずじゃなかった!と思ってほしくないのです。

トラブルなく犬を迎えるために、犬を選ぶ時のひとつの参考になれば幸いです。

ABOUT ME
ゆべし
エキゾチックアニマルの治療施設で仕事する獣医、犬猫病院歴10年。獣医歴は14年目。犬の飼い主さんに、おうちでできるケアや治療についての記事を書いています。

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